安くて機能的なワークマンのウェアはキャンプ等のアウトドア用途に向いているのかという疑問があります。
その答えは、どうなのかというと
- 良く選ばないと“向いていない物が多い”
- 向いている物は安くない
なぜ向いていない物が多いのかというと、透湿性能が低い物が多いためです。
実際に使ってみた装備
- ×:ワークマンの綿100%(95%くらいだったかも)の防寒インナー上下
- ×:ワークマンのストレッチジャケット・パンツ(もしくはワークマンの裏アルミジャケット・パンツ)
- ○:2りんかんの防水透湿ジャケット(ワークマンのイージスの類似品)
よく考えて着ていたわけではないのですが、アウトドアでのレイヤリングを素人的にやっていたようです。
ベースレイヤーに防寒下着、ミッドレイヤーに保温性の高いジャケット、シェルレイヤーに防水防風ジャケットというレイヤリングです。
キャンプ場までをスクーターで移動する分には、この格好はかなり暖かいです。
むしろ、天気が良い日は、冬場でも暑いくらいです。
そのため、この後にキャンプ用途では酷評しますが、普段使いでは相当気に入っています。
- 綿100%のインナーは、汗が乾かない
綿100%のインナーは、動かないときは保温性もあって暖かいのですが、一旦汗をかいて濡れしまうと、全然乾きません。
テントの設営等の作業をすると、すぐに汗で濡れてしまい、設営後に動かなくなると冷えて寒いです。
そのため、いつも設営後にインナーを着替える必要がありました。
以前は、ユニクロのヒートテックを使っていたのですが、乾燥肌が酷いため綿100%に買えました。
ちなみに、ヒートテックも同じくらい乾きにくかったので、同じくアウトドア用途にはお勧めしません。
- 透湿機能が無いジャケットは、汗が乾かない
ワークマンのストレッチジャケットは、ストレッチ性能の高さを売りにしていて、確かに動きやすいのですが、動いて汗をかくと、全然乾きません。
インナーであれば、着替えればすむのですが、ジャケットは着替えられないので、諦めて使っていました。
寝るときに乾かすようにしていましたが、朝までに乾ききらないことが多かったです。
- 透湿機能が有るジャケットは便利
シェルレイヤーの2りんかんのジャケット(ワークマンのイージスとほぼ同じ)は透湿機能があって蒸れにくく、防水防風機能もあるので、スクーターでの移動では、めちゃくちゃ便利です。
ただし、中綿の量は多くなく、防寒性能はそれなりなので、このジャケットとインナーだけは、風や水には耐えられても気温の低下には耐えられません。
このジャケットの下に着るウェアを適切に選べれば、十分にアウトドアで使えます。
そういわけで、ワークマンのイージスの類似品の透湿ジャケットはアウトドアでも便利ですが、透湿機能がないジャケットとインナーはアウトドアには全然向いていません。
キャンプ用途で、この状態なので、登山やサイクリング等のより運動量の高い用途では、かなり酷いことになりそうです。
また、透湿機能がある製品は、ワークマンの中では価格が高く、安いアウトドアウェアと競合し始めるのも微妙なところです。
- まとめ
ワークマンのウェアをアウトドア用途に使用するのは、基本的にお勧めしません。
使える条件としては、
・透湿性能が高いウェアを選ぶ
・体を動かさないようにして汗をかかない
ワークマンにはイージスシリーズ等の透湿性能が高いウェアが、いくつもあるので、それらは十分にアウトドアでも使えますが、価格も高めなので、安いアウトドア用ウェアと競合してきます。
・注意点
透湿機能が無いワークマンのウェアは、アウトドア用途には向きませんが、普段使いでは、十分 or 十分すぎる性能がある上に、値段が安いので、お勧めです。
スクーターでの移動用途では、コストパフォーマンスは最高の部類だと思っています。
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