2017年5月2日火曜日

レビュー:サーマレスト メッシュコット(比較:ドッペルギャンガーのワイドキャンピングベッド)

サーマレストのメッシュコット,正確にはを使って見たのでレビューします.
購入したのはLサイズなので,ベッドのサイズは66x196cm,収納サイズ46x18cm,重さは1806gです.
今まで使っていたコットが,ドッペルギャンガーのワイドキャンピングベッドなので,それと比べた感想になっています.

良かった点
  • 軽い
  • 収納サイズが小さい
  • 組み立てが簡単
  • しっかりした寝心地
  • 洗いやすい
悪かった点
  •  フレームポールが抜き取りづらい
微妙な点
  • 幅が微妙に狭い 
  • 組み立て時にベッド表面を地面につける必要がある
・重量○
 重さはLサイズでは1806gなので,コットの中では比較的軽い部類です.もちろんサーマレストのウルトラライトコットのRサイズの1195gと比べると重いですが,使っているワイドキャンピングベッドは4600gだったので3分の1程度になり非常に軽く感じます.

・収納サイズ○
 収納サイズも46x18cmなので,コットとしてはかなり小さいです.ワイドキャンピングベッドは80x20x4cmと薄いものの長さがかなりあるので,ツーリングキャンプでは収納が難しいです(普段使っているバックパックが155LのXXLサイズという超特大サイズなのではいりますが,普通のバッグだとはみ出してしまうと思います).メッシュコット程度のサイズであれば,荷台やパックパックの上に載せられそうです.

・組み立て○
 組み立ては,とても簡単です.慣れれば数分,初めてでも5分位で完了します. 組み立て方は,収納袋に書いてあるので説明書を忘れて困るということがありません.もしわかりにくい場合は,組み立て方をメーカーがYoutubeにあげているので困ることはないでしょう.
ワイドキャンピングベッドとの違いは,組み立てに必要な腕力です.ワイドキャンピングベッドは,脚フレームをメインフレームに差し込むときに結構力が必要で困っていました.広いところであればコット自体を地面と垂直にして体重をかけることで女性でも組み立てられるのですが,一人用テント内で組み立てる場合は垂直にするための十分なスペースがないため腕力だけで差し込む必要があり,普通の男性でも結構辛い作業です.普通の女性には不可能なレベルです.それに対して,メッシュコットは,それなりの力で脚フレームを引っ張るだけなので女性でも簡単に組み立てられそうなレベルです.

・寝心地○
 寝心地は,耐荷重160kgあるだけあって,しっかりしています.ワイドキャンピングベッドは沈み込みが結構あってハンモックみたいな感じでしたが,メッシュコットは,強く張られていて沈み込みは少ないです.寝返りは,メッシュコットの方がし易く感じました.ただ,ワイドキャンピングベットもハンモックみたいというだけあって寝心地は良いです.硬めが好きか柔らかめが好きかの好みの問題です.

・洗浄○
 ベッドの生地はPVCメッシュアルミとなっていて,所謂塩ビとアルミの合成素材をメッシュ状にしたもののようなので,水洗いが簡単です.汚れても染みこんだりし難そうなので,ラフに使えそうです.塩ビといっても結構しっかりした生地なので,ちょっとしたことでは破れたりはしないと思います.懸念事項として,日光下での経年劣化が起こりそうなので,耐久性がどれくらいあるのかは気になります.

・片付け×
 1点だけ悪かった点として,片付けるときに,フレームポールが生地から抜き取り難いです.生地は塩ビのせいでサラサラしておらず,結構摩擦力が強いため重力だけではポールが抜けません.引っ張ってポールを抜くとジョイント部分のゴムが切れる恐れがあるため,少しずつ押し出して抜き取ることになるので面倒です.Youtubeの動画は組み立て方しか載っていなかったので片付け方が特殊ということはなさそうです.もしかすると抜き方のコツがあるのかもしれません.(追記)半分くらい押し出せれば,その後は摩擦抵抗が減って引き抜くことが出来ました.

・ベッド幅△
 悪くはないけれど微妙な点として,幅が66cmなので,寝るときに手がフレームに当たることと,組み立て時に生地表面を地面側にする必要があります.
メッシュコットの幅66cmは,コットとしては普通の幅なのですが,ワイドキャンピングベッドは77cmもあったので,それと比べると狭く感じます.

・組み立て時にベッド表面を地面につける必要がある△

組み立て時に生地表面が地面側にするのは,組み立て方法からして回避不可能だと思われますが,テント内であれば問題ないですし,生地自体が汚れにくいので大きな問題になならないと思います.濡れた地面の上でコットを組み立てるという場面は,私のキャンプでは起こらないで大きな問題ではありません.

・まとめ
 メッシュコットをワイドキャンピングベッドと比べながらレビューしてみましたが,ベッド幅以外はメッシュコットの方が,かなり良かったです.片付けがしにくいという不満点もありますが,ワイドキャンピングベッドの組み立てに対する不満に比べると,あってないようなものです.販売価格が5~6倍位違うので,当たり前といえば当たり前かもしれません.特に大きさや軽さが重要になるツーリングキャンプでは,メッシュコットが圧倒的に良いです.ワイドキャンピングベッドは車でのキャンプでは,安いし,性能も十分なので,良い選択肢になると思います.
 
 メッシュコットの購入時に,コットテント,バグシェルター,サンシールドも合わせて買っているので,そのうち試してみてレビューします.

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