2017年11月9日木曜日

ワークマン装備はキャンプに向いているのか?


安くて機能的なワークマンのウェアはキャンプ等のアウトドア用途に向いているのかという疑問があります。
その答えは、どうなのかというと

  • 良く選ばないと向いていない物が多い
  • 向いている物は安くない
なぜ向いていない物が多いのかというと、透湿性能が低い物が多いためです。

実際に使ってみた装備
  • ×:ワークマンの綿100%95%くらいだったかも)の防寒インナー上下
  • ×:ワークマンのストレッチジャケット・パンツ(もしくはワークマンの裏アルミジャケット・パンツ) 
  • 2りんかんの防水透湿ジャケット(ワークマンのイージスの類似品)
よく考えて着ていたわけではないのですが、アウトドアでのレイヤリングを素人的にやっていたようです。
ベースレイヤーに防寒下着、ミッドレイヤーに保温性の高いジャケット、シェルレイヤーに防水防風ジャケットというレイヤリングです。

キャンプ場までをスクーターで移動する分には、この格好はかなり暖かいです。
むしろ、天気が良い日は、冬場でも暑いくらいです。
そのため、この後にキャンプ用途では酷評しますが、普段使いでは相当気に入っています。

  • 綿100%のインナーは、汗が乾かない
綿100%のインナーは、動かないときは保温性もあって暖かいのですが、一旦汗をかいて濡れしまうと、全然乾きません。
テントの設営等の作業をすると、すぐに汗で濡れてしまい、設営後に動かなくなると冷えて寒いです。
そのため、いつも設営後にインナーを着替える必要がありました。
以前は、ユニクロのヒートテックを使っていたのですが、乾燥肌が酷いため綿100%に買えました。
ちなみに、ヒートテックも同じくらい乾きにくかったので、同じくアウトドア用途にはお勧めしません。

  • 透湿機能が無いジャケットは、汗が乾かない
ワークマンのストレッチジャケットは、ストレッチ性能の高さを売りにしていて、確かに動きやすいのですが、動いて汗をかくと、全然乾きません。
インナーであれば、着替えればすむのですが、ジャケットは着替えられないので、諦めて使っていました。
寝るときに乾かすようにしていましたが、朝までに乾ききらないことが多かったです。

  • 透湿機能が有るジャケットは便利
シェルレイヤーの2りんかんのジャケット(ワークマンのイージスとほぼ同じ)は透湿機能があって蒸れにくく、防水防風機能もあるので、スクーターでの移動では、めちゃくちゃ便利です。
ただし、中綿の量は多くなく、防寒性能はそれなりなので、このジャケットとインナーだけは、風や水には耐えられても気温の低下には耐えられません。
このジャケットの下に着るウェアを適切に選べれば、十分にアウトドアで使えます。

そういわけで、ワークマンのイージスの類似品の透湿ジャケットはアウトドアでも便利ですが、透湿機能がないジャケットとインナーはアウトドアには全然向いていません。
キャンプ用途で、この状態なので、登山やサイクリング等のより運動量の高い用途では、かなり酷いことになりそうです。
また、透湿機能がある製品は、ワークマンの中では価格が高く、安いアウトドアウェアと競合し始めるのも微妙なところです。

  • まとめ
ワークマンのウェアをアウトドア用途に使用するのは、基本的にお勧めしません。
使える条件としては、
・透湿性能が高いウェアを選ぶ
・体を動かさないようにして汗をかかない

ワークマンにはイージスシリーズ等の透湿性能が高いウェアが、いくつもあるので、それらは十分にアウトドアでも使えますが、価格も高めなので、安いアウトドア用ウェアと競合してきます。

・注意点
透湿機能が無いワークマンのウェアは、アウトドア用途には向きませんが、普段使いでは、十分 or 十分すぎる性能がある上に、値段が安いので、お勧めです。
スクーターでの移動用途では、コストパフォーマンスは最高の部類だと思っています。


2017年11月1日水曜日

ツーリングキャンプに大量の荷物を持って行く。過積載バックパック

ツーリングキャンプに行く場合は荷物を厳選する人が大半で、まれに過積載にチャレンジしている人がいるという個人的な印象があります。

わたしは、荷物は厳選したくないけれど、過積載用にスクーターを改造もしたくないのです。
スクーターを購入当時は、リアキャリアをつけて大型のトップボックスをつけようとも思ってました。
しかし、普段使いには必要が無いほどバーグマン200のメットインスペースが広いため、キャンプ目的だけでボックスをつけるのも勿体ないかなと思い始めて、何とかならないかと考えていました。

そこで、最終的に至った考えは、デカいバックパックを使えば良いじゃないかというものでした。
そこで大型のバックパックを探した結果、100L近い大型バックパックは山岳用の本格的な物ばかりで相当高価で一旦諦めました
今思えば、リアキャリアとトップボックスの値段を考えれば、そこまで高価でもなかったです。

ある日、別の目的で、旅行用のボストンバッグを探していたところ、ボストンバッグにバックパックとしても使えるショルダーベルトが付いている商品を見つけました。
しかも、サイズは155lという、とんでもなく大用量までサイズバリエーションがありました。
ちなみに見つけたバッグは、The North Faceのベースキャンプダッフルという製品です。

サイズはXSXXLまでの6ラインナップです。
購入を迷ったのは120LXL155LXXLでしたが、大は小を兼ねるだろうという考えで最大サイズのXXLにしました。
これのレビューは、また別の機会に書くことにしますが、人間でも運べそうなサイズです。

このバッグを使うことで、バイクへの積載ではなく、人間が背負っているだけという状況を作り出せます。
自分で背負っているので、積載物の落下の問題が起こりません(自分ごと落下しない限り)。
ちなみにバックパックとして背負っていますが、サイズが相当巨大なので、警察からは積載物と見なされる可能性が高いと思います。
実際、背負ってはいますが、乗車時にタンデムシートに置いている状態になるようにショルダーベルトを調整しています。
そのため、過積載で捕まらないように、高さや幅が道交法上で問題ないことを念のため確認しました。

このバッグを使うことで、バーグマンのメットインと合わせて200L近い荷物を運べるので、ツーリングキャンプですが相当なキャンプ用品を持ち運ぶことが出来ます。

一例(冬の一泊用)
・ソロ用テント(ペグやハンマーも含む)
・タープ
・コット
・エアマット
・冬用化繊シュラフ
・着る寝袋
・家で普段使っている枕
・ハイテーブル
・ハイバックチェア
・ローチェア
・ソロ用BBQコンロ一式
・炭
・薪
・火消し壺
・調理器具(クッカー、トング等)
・食器類
・食料3食分
・缶・ペットボトル飲料3食分
・着替え一式
・タオル類
20Lの小さいバックパック
・カッパ

上記でコンパクトな物は、BBQコンロくらいで、残りは安いキャンプ用品なので、サイズが大きめのものです。

これだけ積み込めるので、キャンプ場では快適ですが、155Lのバッグに詰まった荷物の重量は半端ではないので、徒歩だと重すぎて、私の場合おそらく10分が限界です。
ただし、背負ってはいるものの、乗車時には、タンデムシートに置いている状態に近いので、スクーターでの数時間の移動では問題になりません。

移動中に気をつけているのは、タンデムと変わらない重量増なので、普段より安全運転を心がける事と、バッグの高さが頭の後ろまで来てしまい振り向き確認が真横までしか出来ないので、基本的に車線変更をしない、しないといけない場合は普段より早めから確認して、指示器も少し早めに出す事です。

このスタイルでの感想としては、バッグのサイズは100L付近が実用的な限界だろうなということです。
さすがに155Lは大きすぎました。重いです。
しかも仕切りなしの1気室タイプなので、荷物を減らしすぎると型崩れして背負いにくくなります。

また、バッグのサイズが相当に大きいので、悪目立ちするかもしれません。
キャンプに出かけるときに家の近くで知人に会ったときには、夜逃げでもするのかと笑われました。
わたしは、一人でひっそりキャンプしたいので、そういう観点でもお勧めではないです。

体力に自信があって、目立つのも構わない人はチャレンジしてみるとキャンプ場で快適に過ごせます。